適正な摂取エネルギー量

野生動物は、必要量だけしか食べ物を取らない(例えばライオンは適量の食物以上を求める狩りはしない。

一方、人間は食欲の赴くままに限りなく過食しがちであり、また体の仕組みとして貯蔵型エネルギーを捨てずに貯蓄し続ける。

したがって、人間は年齢に応じて必要エネルギー量を摂取しなければならないと同時に、適量以上の摂取は不必要なばかりでなく、場合によってはそれが障害となる。

そこで余剰となって体内に蓄積されるエネルギー源を運動することによって消費してしまわなければならないということになる。

適正な摂取エネルギー量はどれくらいかは、個人の生活のしかたで異なるが、太り過ぎかどうかの一応の判定は、身長と体重の相関で得られる標準体重が一つの目安となる。

また、自分の体重を三〇倍にした数字が一日の必要エネルギーのカロリーの目安だとする医学者もある。

ただし、以上はいずれも一応の目安であり、必ず厳守しなければならない目標値ではない。

厳しすぎる目標を定めて短期実行することは、逆に危険であるから留意しておくべきだ。

そこで、足腰の筋力を養い、放っておけば曲がり気味となる関節を正常に維持し、骨の強化を図るには、ウォーキング(歩き)が最適なのである。

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過食はなぜいけないのか

なぜ太ることが良くないかを考えてみよう。

シニアの病気の原因・死因ともに首位を占めているのが、脳と心臓の疾患とに関係するものである。

一〇〇万種類もあると言われる人間の細胞の中で、脳細胞と心臓細胞だけは再生がない。

加齢につれて日々壊れ減ってゆくだけの、細胞集団なのである。

このことをまず知れば、日々減っていくのは仕方ないにしても、できるだけ長く保存するよう努めることが大事だと分かる。

この細胞は、他の細胞と違ってその活動のためには、血糖等(エネルギー)と酸素しか使われない。

したがって、常にさらさらとした状態で血液を循環させる(血栓を起こさせない)ことと、きれいな空気、酸素を十分に取り込むことが必要だということが分かる。

そこまで知ると、当然にさらさらの血液を流すために、高カロリーでなく栄養バランスの良い食事を取ることがまず必要であり、良好な酸素を取り入れるために体をよく動かす(筋肉を使う)ことが大事だと理解できる。

まず良い食事だ。

過食はなぜいけないのか。

「太るから」では答えにならない。

「太るのはなぜいけないのか」に答えなければならないからだ。

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