腐らせて「もったいないことをした」と後悔するのが団塊シニア

「出されたものは残さず食べなさい」というのは子どものしつけの基本中の基本なのに、団塊シニアがダイエット熱で「残す、捨てる」文化を始めたのが間違いだったのでしょう。

もちろん戦争中の飢餓の経験者ですから、団塊の世代の親たちは食物を粗末にしません。

だから初めのうちは団塊のシニアたちも食べ残すたびに「もったいない」という罪悪感があったのですが、年月と共に「残せるほどうちは豊か」という錯覚も生まれて「残飯文化」も見事ジュニアたちに定着します。

てんぷらやカツの衣をはずしたり、お肉をつまみだしたりと小汚い食事マナーを子どもにつけてしまった人も多いでしょう。

冷蔵庫は食品が腐敗するまでの保管庫になり、腐らせて「もったいないことをした」と後悔するのが団塊シニアでも、ジュニアは「不潔なことしちゃった、すぐに捨てよう」としか思いません。

賞味期限が一日でも過ぎれば単なるゴミ扱いし、浪費をフォローするのに「金さえあれば買いなおせる」と思うようになったのでしょう。

おふくろの味と呼ばれる家庭料理は別にグルメでも手が込んでいるわけでもなく、家族でワイワイ楽しく食べるという絶妙な調味料があるからおいしく思えたのです。

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