中高年の文化交流団CHAMPが企画したあるマンション

自分がどのような交流・助け合いを必要としているか、また周囲の人たちが求めるなら、自分にはどんな協力ができるのか、したいのかをよく考え、自分の考えにあったコミュニティーマンションを選ぶことが大切だ。

最近注目されている試みのひとつには、仲間をつくって老後を楽しく暮らしたい熟年・シニア層と、子供を預けて働きたい子育て世代が、交流を深めながら暮らすタイプのコミュニティーハウスがある。

中高年の文化交流団CHAMPが企画したあるマンションでは、浴室や台所は各戸にあるが、共用の台所や食堂、リビングやテラスがあり、住民同士でいっしょに食事をつくったり、くつろいだりすることができる。

マンション内には保育士をおいたキッズルームもあり、子供を預けられる。

また子供たちは共用のリビングルームでほかの住民と遊んだり、ときに住民(主に中高年・熟年層)が開く絵画とか英会話などの教室に参加することもできる。

現在、老人ホームと保育所が共有の敷地に隣接して設置されるケースも生まれているが、子供たちの声が聞こえる環境は、シニアにとって心和むものであり、また子供たちも親よりもひとつうえの世代と接することで、社会の厚みを幼い頃から実感できるという得難い利点がある。

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コレクティブハウス

基本的な生活習慣を共有していないと、お互いに思わ鍛とごろで相手を傷つけてしまったり、不信感を抱くもとになる。

このことは、夫婦はもちろん、ある程度緊密に接しなくてはならない人間関係では、常に大切な要素だ。

昨今では、江戸川アパートのコンセプトをアレンジして、住民共有のリビングやホビールームなどといったスペースを広く設けて、集合住宅のなかでご近所付き合いが出来るようにと意図されたマンションも生まれている。

「コミュニティーハウス」と呼ばれるものだ。

さらには共同炊事場を持ち、食事なども共にする、いわゆる「コレクティブハウス」もある。

ただし、ここでも問題になるのは「連帯と自由」という相反する価値観のバランスだ。

ご近所付き合いが緊密ということは、個人の生活に干渉される度合いが高いということでもある。

同じ建造物に住んでいる住民同士の会話が少なくては、防犯上の不安も生ずるし、生活の潤いも乏しい。

とはいえ、どれくらい他人と関わり合いたいのか、どこからはプライバシーとして干渉して欲しくないのかといった希望は、各人で微妙に異なっているだろう。

同じ程度に住民同士の交流・助け合いを欲する人たちが住むのでなければ、そこでの生活はうまくいかない。

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