オーストラリアもシニアに人気

シニア結婚カップルのカナダには、気候の問題がある。

夏はいいのだが、冬の寒ざ蟻尋常でなく厳しいということだ。

経済的に余裕があるなら、夏はカナダ、冬はハワイか日本に帰国というのもひとつの手だが、その場合、経費は日本に暮らし続けているよりも、だいぶ嵩むことになる。

オーストラリア、ニュージーランドもまた、アメリカやカナダに比べるとやや安く暮らせることもあり、シニア結婚後のカップルの移住先として人気がある。

たしかに食料品などの日用品は、日本に比べるとけっこう安い。

ただし、家賃は必ずしも安くはなく、日本人に人気のある東海岸ゴールドコーストだと、食器や家具の揃ったワンベッドルームのコンドミニアムで月に15万円くらいからと思った方がいい。

一カ月の経費は25万円くらいだろうか。

なおオーストラリアの場合、いちばん簡単なのは観光ビザによる入国で、3ヵ月の滞在が可能となる。

これはアメリカとほぼ同じ条件だ。

更新も同様で、いったん出国して、再入国しなければならない。

より長い期間、計画的にオーストラリアに住むためには、リタイアメントビザを取得する必要がある。

これだと4年間の在住が許可される。

ただしリタイアメントビザには条件が付いている。

シニア 結婚

熟年結婚夫婦のアメリカ、カナダへの移住

シニア・熟年結婚をしたカップルが米本土に移住する場合、ロスアンジェルスやサンフランシスコのような都市部で暮らすとなれば、住居費などの生活費は、東京で暮らすのとほぼ同じ、あるいはより多く必要となるのは、いうまでもない。

アメリカは広いので、地方なら安い住宅はいくらもあるが、そうした土地では有色人種に対する差別や偏見が強いことを覚悟しなければならず、到底快適な生活は望めない。

黄色人種に対する差別の問題は、日本にいるときはあまり意識せずにすんでいるが、英語圏で暮らす場合、第一に念頭に置いておかなければならない問題だ。

これはカナダやオーストラリアでも変わらない。

日本は有色人種のうえに、第二次世界大戦の敗戦国なのだ。

いくらあなたが、個人的に「あの戦争は間違っていた。日本政府は悪いことをした」といっても駄目なのであって、そんなことを口にすれば、「有色人種」「敗戦国民」、さらには「自分の祖国を侮辱する非国民」というレッテルが貼られるだけだ。

カナダでは、バンクーバーが古くから日系移民の伝統があり、今でもロングステイを希望する人々の憧れの的だ。

ハワイよりもしっとりと落ち着いたムードなのも、人気の秘密なのだろう。

バンクーバーで自炊の出来るアパートメント・ホテル(ワンルームのウイークリー・マンションと思えばいい)なら、月に約1500カナダドルほどで借りられる。

食費その他の諸経費を1000カナダドルと見て計2500カナダドル、日本円にして26万円弱が必要だといわれている。

熟年結婚