シニア再婚後の夫婦生活の楽しみ方

スウェーデンのシニアは、再婚をした後、カップルで思いっきり生活を楽しむのが上手である。

とくに彼らは、セカンドハウスでの夫婦生活を好む傾向がある。

何かをほかにするのかと尋ねると、目前に見える湖中に突き出た小さな岩にボートで行き、座って飲む一杯のコーヒーがたまらないと答える。

要するに、あえて特別なことをしないのが休暇の真髄となっている。

これでは休むことが苦手な仕事中毒人にはとうてい真似のできない時間であり、偶然にも週末だけセカンドハウス生活を体験した日本人ビジネスマンがスウェーデン式バカンスとは何もしないことと分かり、死ぬほど退屈だったので、もうこりごりと話していた。

どうやら、バカンスが大型化、すなわち長期化するほど、せっかくの時間をいかに有効に過ごすかの知識や訓練がどうしても欠かせない模様である。

ほかにセカンドハウスの目的となっているのは、年次休暇がクリスマス休暇と並ぶ大事な家族行事であるだけに、夏になると家族全員がセカンドハウス目がけて集まってくる。

そればかりか、長期化、大型化したバカンスとなると、各地を気ぜわしく転々とする旅行よりは、腰を据える滞留型となる傾向が著しく、費用もそのほうが安いので、みんなが集まれる拠点としてセカンドハウスが必需品となったのであって、社会的なステータスを誇示するものではない。

シニア 結婚

セカンドハウスを持とう!

シニア結婚、シニア再婚が盛んなスウェーデンでは、1930年代に初めて成立した年2週間の年次有給休暇が現在では5週間にわたって仕事から解放してくれるが、その消化率のほうは100%を誇る。

そして、休暇にとって必需品となったのがセカンドハウスであるが、ただし、これがサマーハウスでないのは、いわゆる夏のバカンス以外にも、随時、特に週末ごとにひんぱんに利用されるので、文字どおりの第2の家となっている。

長い休暇中に家族みんなが集うセカンドハウスは広く普及しており、保有率は60%に達するとされるが、ほかにも親族が交代で住み分けたり、賃貸形式のものも少なからずある。

シニア世代の場合、国民の多くがセカンドハウスを持っている

セカンドハウス滞在は長期間にわたるほか、ひまにまかせてたびたび訪れるので、誰かと共有したり、その都度借りるのでは不便なのと、また不経済でもあるため、定年までに購入を済ませるのが鉄則とされる。

ところで、セカンドハウスといえば裕福な階層だけの趣味と思われるかもしれないが、現実には比較的簡素な建物が圧倒的となっている。

自然に囲まれた水際を最高の立地条件とする以外は、設備の整った都会暮らしとは逆の田舎ぐらしで、不便さ自体に醍醐味を見出す。

端的に言えば、自然回帰に似ていて、それだけにワイルドライフや大人のままごとそのものである。

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