シニア世代の「空の巣症候群」

シニア世代になると、心理的には不安や空しさの感じ、気力の低下などを、身体的には疲れた感じ、睡眠障害、食欲低下などをひき起こしやすくなります。

とくに仕事一本で貫いてきた人は、定年退職後、空しさの感じがひどいとか、几帳面で完壁主義の性格がかえって禍して、心身の不調に我慢できないとか、家の内にも外にも居場所のなくなった感じでむやみに出歩いたが、それもだんだん苦痛になって生きるのがつまらなく感じるということが多くなります。

酒が多くなって体調をわるくすることもあります。

空の巣症候群とよばれる精神障害が中年から老年にかけて起こりますが、家庭の状況の変化による一種の不適応症候群なので、いろいろの形で出現します。

とくに女性に目立ちます。子が自立して親を離れる、あるいは家から出ていく。夫婦のあいだも疎遠になりがちで、結局家の中が空の巣のようになり、空虚感、さびしさ、落ちつきなさがつきまとうというものです。

これまでのような張り合いが感じられず、目標がなくなっただけでなく、生きていく意味が疑わしくなり、心からの喜び、うれしさがなくなったとか、いろいろな心境の変化に遭遇しやすくなるのです。

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定年退職後の心と体のトラブル

老年期にかならず起こるものとして、定年退職をはじめとするさまざまな好ましくない変化があります。

それらにどのように対応するかによって、その後の幸、不幸が決められます。その対応を規定するものは、それまでに身につけた習慣、態度、および老いについての覚悟、見通し、心の準備などです。

定年退職のあとには、心身の調子に狂いを生ずる人がきわめて多いです。

もっとも重症なのがうつ病、ついで神経症、心身症などです。そのほかそれまで気づかなかったからだの潜在性故障があらわになってくることもあります。

人は敷かれたレールの上を走っているときは安心していられるが、ある時点でレールが途絶えると、虚脱、不安、焦燥感におそわれるのです。

行き先をしかと見すえられない人は走りぬく意欲がわかず、挫折感のみがその人の心を占めてしまいがちです。

体力の下降と相まって必要以上に老人意識にとらわれる人も出てくるのです。

ともかく定年退職は人生最大の危機で、多少なりとも心身の障害を起こすのが通例です。

幸い再就職してひどい打撃を受けないですんだ人も、やがては再退職しなければならなくなるので、同様の問題が起こります。

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