熟年世代から学ぶこと

いまの熟年世代が若かった戦前は、大多数の婦人は農村で農業に従事したり、商売にたずさわったりして、主に家庭内において育児をするかたわら、労働に従事してきました。

当時の労働は厳しかったとはいえ、兄弟も多く、熟年世代の祖父母が同居し、地域社会の関係も密であったため一面において子育てのしやすい環境でもあり、保育所の必要性はそれほど一般的なものではありませんでした。

一方で専業主婦も存在しましたが、ごく一部のエリート層にかぎられていました。

昔から、母親が働くことが一般的であり、戦後の高度成長の「時期を除いて、専業主婦が母親の多くを占めていたという時代はあまりなかったのです。

しかし、現在は子どもたちの生活の基本的な場である家庭も、世帯が小規模化して核家族が増加し、また子どもたちの人数も、平均二人以下という少数家族が増えているうえ、これまでみられた地域社会とのつながりも希薄になり、子どもは家庭内に閉じこめられ、遊び相手もなく、遊び方も伝えられないという状況におかれています。

さらに、狭い住宅、交通量の増大、少ない遊び場、自然破壊、公害等の生活環境の悪化も見逃せません。

このような状況のなかにおいて、子どもの発達のためには地域における遊び場や設備の確保、快適な環境づくりなどの条件整備はもちろんのこと、集団的な保育の場が必要となっています。

現在、就学前に、何らかの形で集団保育を受けている子どもが大多数を占めていることは、集団保育の必要性が広く社会に承認されていることを示すものでしょう。そういう意味では、私たちが、熟年世代から学ぶことは多いといえます。

 

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熟年世代

日本では、祖父母と孫また三世代同居が非常に多いです。その場合、親夫婦(祖父母)の寝室に孫がはいって寝るということはよくあります。

また子どもが成長するにつれ、自分の独立した部屋を欲しがる子どもに、「(おじいちゃんたち、そう長いことないから)もう少し待ってね」と子どもをなだめる母親。なに気なく聞いていると聞き流してしまいますが、考えてみるとおそろしい話です。

本格的な高齢化社会を迎えるなかで、熟年世代の自立の問題は、これからの家族の問題としてもきわめて重要な課題になってきますが、そのばあい日本に典型的な熟年世代の生活形態である三世帯同居の問題は、あらためて問い直されるべきでしょう。

日本に三世代同居が多いのは、欧米にくらべ親子の情愛を大事にする昔ながらの家制度が今も残っているからだという人もいます。

三世代同居が多いのは、「老いては子にしたがえ」という儒教的思想の影響もあるかもしれませんが、やはり日本の貧しい現実に根ざしているといえます。

熟年世代の自殺率がもっとも高いのは日本で、しかも三世代同居の熟年世代が一番多く自殺に追こまれている事実は、熟年世代にとって、子ども夫婦と一緒に暮らすことが幸せだということにつながらないことを示しています。

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